デグーの飼い方紹介しますの画像です
デグーを飼いたいという方が結構増えてきているようで、ペットショップでもよく見かけるようになりました。

すごくかわいいですからね、飼いたくなる気持ちはよくわかります。しかし、飼うまでにもう少しデグーのことを知っておいても損はないですよ^^

買い始めるまでに気になる事としては

  • デグーを飼うのに必要なものは?
  • デグーを飼うための初期費用はいくら?
  • 健康なデグーの選び方は?
  • トイレなどのしつけはできる?
  • 暑さに強い?寒さに弱い?
  • ちゃんとなついてくれるの?

などではないでしょうか?

私はあまり調べずに飼いはじめてしまったので、最初はかなり苦労しました。

ケージの底のプラスチックをかじりまくってデグーが脱走しそうになったり、パネルヒーターの本体をかじられたり、おしっこで床が汚れてしまったりなどなど。

ペットショップで眺めているときにはわからないことだらけでした。あなたがそんな苦労をせずに飼えるように、実際にデグーを飼っている私が知っていることをすべてお教えいたします。

ぜひこの記事をご覧いただきデグーの飼い方を知った上で飼うことをおすすめします。もちろん飼っている方にも見ていただければと思います。

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デグーの飼い方1 基礎知識

デグーの飼い方 デグーの基礎知識
デグーの買い方を具体的に知ることはもちろん大切ですが、デグーがどんな生き物なのかを知ることも大切。

まずはデグーがどんな動物なのか見ていきましょう。

デグーってどんな動物?

デグーの飼い方の予備知識として、デグーがどんな動物なのか、わかりやすくまとめるとこんな感じです。

  • げっ歯類
  • 歯は伸び続ける
  • かじるのが好き
  • 草食動物
  • 原産地はアンデス山脈標高1200mあたり
  • 暑いのは嫌い
  • 寒いのは嫌い
  • 鳴き声が可愛い
  • 野生は群れで生活をする
  • 賢い
  • 縄張り意識がある
  • 昼行性
  • 抜け毛の時期がある
  • 個体によって性格が違う
  • 平均寿命は6〜8年
  • デグーのお風呂は砂浴び

野生のデグーはアンデス山脈に住み巣穴を掘って生活しています。歯が伸び続けるので木のおもちゃなどをかじって歯の長さを維持する必要があります。

デグーの寿命はどれくらい?

飼われているデグーの平均寿命は6〜8年とされています。しかし、デグーの中でも体の弱い個体が出やすいパイドなどは、もっと寿命が短い場合もあると思います。

長生きなデグーさんだと、10年近く生きる子もいます。デグーを飼う前に、8年後の自分がどのような生活環境になるのかを想像してみましょう。

例えば、[結婚して引っ越しすることになる]や[転職して全く違う生活をすることに]になどがあってもデグーと過ごす覚悟はひつようになります。

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デグーの飼い方2 デグーの選び方

デグーの飼い方 デグーの選び方の画像
デグーには性別で特徴が異なります。

オスのほうがメスより体格が大きい事が多いです。

メスのほうが体は小さいことが多いですが、ストレスに強いことが多いので、単体で飼うのに向いていたりします。

色によっても違いがあるの詳しく紹介します。

デグーはどこで買える?

デグーはペットショップやブリーダーさんから購入することができます。動物の輸送販売は動物愛護法で禁止されていますのでネット通販などでは買うことはできません。

デグーの種類

デグーの眠たそうな画像

デグーはハムスターのようにゴールデンハムスターやロボロフスキーのような全く違う大きさの種類などはありません。

デグーの違いは主に毛色の違いになります。毛色も少しずつですが増えてきています。

  • アグーチ(野生色)
  • ブルー
  • ホワイト
  • ブラック
  • サンド

などなど、さらに上の毛色にパイドと呼ばれるまだら模様入った毛色、そこからさらに掛け合わせて混ざりあった毛色のデグーが販売されています。

毛色がめずらしいほど販売価格が高くなります。

デグーを選ぶ際に注意していただきたい点としては、元気のいいデグーさんを選んでください。近親交配などで生まれてきていると、体が弱く、元気がない子もいるようです。

デグーのペットショップやブリーダーでの値段

デグーの値段はカラーによって大きく変わります。

アグーチであれば10000円〜25000円程度で販売されることが多いです。
ブルーやパイドなどは15000円〜30000円という感じです。

ホワイトやブラックなどはさらに値段が高いことが多いです。

ただし、これからデグーがもっと人気が出てくれば、販売数が増えて値段が下がってくると思います。私が最初にホワイトのデグーをお店で見た時は80000円で販売されていてびっくりしましたが、最近では40000円程度で販売されています。

デグーの飼い方3 デグーを迎える環境を整えましょう

デグーの飼い方 デグーを迎える準備の画像
デグーをお迎えするためには色々用意しておく必要があります。順番に説明していくので環境を整えていきましょう。

デグーを飼うのに用意するもの・初期費用

デグーを飼うために必要な費用をまとめてみます。およその値段なので、参考程度にみてください^^

  • デグー生体の価格:4000円〜30000円
  • ケージ:7000円~
  • 回し車:2500円
  • ペットヒーター:3000円
  • 寝床:1500円
  • 給水ボトル:1000円
  • 餌入れ:600円
  • 牧草フィーダー:1500円
  • 浴び砂ボトル:1200円
  • 温湿度計:1500円
  • ご飯や浴び砂などの消耗品:3000円

  • 合計:30000円程度

初期費用を抑えるコツとしては、飼育する際に必要になってくる商品をセット販売でお得に購入するのがおすすめ。

それと百円均一で似た商品を探すのも良いですよ!浴び砂を入れるボトルや餌入れなど代用できるものも多いです^^;

デグーを飼うのに毎月かかる費用

  • ご飯やおやつ:2000円
  • おもちゃやかじり木、ステージなどの木製品:2000円
  • 浴び砂:500円

  • 合計:4500円ていど

ざっくりですが年間にこれくらいの費用はかかります。
1年間:54000円、デグーの寿命は6〜8年なので、8年生きるとした場合、432000円となります。

かなりの出費と捉えるか、日々の癒やしを求めるかですかね^^;もちろん私は毎日デグーに癒やされて幸せです。

デグーを飼うケージの選び方

デグーにおすすめ大型ケージ

ケージには、大きく分けて

  • 金網タイプ
  • アクリルタイプ
  • 水槽タイプ

の3タイプがあります。

温度管理がしやすいのは、金網タイプ。

うんちやおしっこの被害が出にくいのはアクリル・水槽タイプです。

ケージによって価格もかなり違うので、ご予算やお住まいの環境などで決めるといいでしょう。

どのケージにするとしても、夏はエアコン、冬はエアコンまたは暖房器具が間違いなく必要となります。

デグーが快適な夏のケージのレイアウトや配置

人間と同じでデグーも熱中症になります。気温は28度以下になるように気をつけましょう。湿度も50%くらいを目標に設定しましょう。

私は大分市でデグーと暮らしているのですが、エアコンがないとデグーと暮らすのは難しいです。

デグーが暖かく過ごす冬のケージのレイアウトや配置

デグーは寒いのに強いと思われがちですが、実は寒いのが苦手です。室温が低くなりすぎると低体温症になるデグーもいます。

うちの場合、冬の室温は25度くらいになるようにエアコンを設定。さらにケージの中にヒーターパネルを設置して、デグーが快適な温度の場所で過ごせるように工夫しています。

デグーのお風呂は砂浴び

デグーのお風呂の画像
デグーは水・お湯のお風呂に入る必要はありません。代わりに砂浴び出来る環境を整えてあげてください。

デグーの回し車

デグーは運動するのが大好きです。うちでは毎日ケージの外に出して部屋の中をお散歩させています。ケージの中にいるときも運動不足にならないように回し車を設置してあげてください。大きめの回し車がおすすめです。

デグーの給水器

給水器は小動物用の給水器を用意しましょう。ケージの外から取り外しできるタイプがおすすめです。

デグーの巣箱

デグーの巣箱
これはデグーの好みによってわかれますが複数タイプを用意するのがいいと思います。ハンモックや木製の巣箱、チモシーでできているものや、ヒータに固定できるものなどがあります。

デグーのおもちゃはかじり木がおすすめ

デグーはとにかくかじるのが好きです。おもちゃとしてかじり木を用意しましょう。

木の巣箱やステップなどなんでもかじります。プラスチックの製品もかじりますのでケージ内はなるべく木製のものを用意してください。

かじられたくないものは陶器やステンレス製がおすすめです。

デグーにとってかじり木はストレスの発散や、歯の伸び過ぎの予防などになるのでぜひケージ内へ設置してあげてください。



デグーの飼い方4 デグーのエサ

デグーの飼い方 デグーのエサの画像
デグーは草食動物です。なので、主食となるのは主にチモシーという牧草になります。それと補助食としてデグー用のペレットをあげます。

我が家では1日2回朝と夕方にあげるようにしています。

デグーの主食になるチモシー(牧草)について

デグーが食べるチモシーはイネ科の牧草で、1年で3回収穫ができるので、1番刈り〜3番刈りまで販売しています。
特徴としては

  • 1番刈り:栄養価が高いが繊維が固め
  • 2番刈り:1番刈りよりもやわらかい
  • 3番刈り:とてもやわらかい、寝床にも使うことができる

うちのデグーには1番刈りと2番刈りをあげています。牧草の種類としては、チモシー以外のイネ科とマメ科の牧草もあります。

 

デグーの副食であるペレットについて

補助食として与えるペレットも種類が豊富です。デグー専用のペレットが販売されています。

同じものをずっとあげていると、飽きるみたいなので、複数のペレットをあげることをおすすめします。

あげる量としては、体重の5%を目安に食べ残しの量をみながら調整してあげてください。

デグーのおやつ

おやつを食べるデグーのるーな

デグーにはおやつとして、やさいやハーブなどをあげましょう。

食事のバリエーションを増やすことで、栄養バランスがよくなります。特にやさいはミネラルやビタミンも豊富なのでおすすめです。

その他にも「乾燥野菜」や「ビタミン類」などが販売されています。

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デグーの飼い方5 デグーを飼う上での注意点

デグーの飼い方 注意点の画像
私がデグーを飼う前に気になった事をまとめておきますので、ご覧ください。

デグーの快適な生活環境

デグーの快適な温度は20度〜25度前後ということなのですが、うちのデグーの場合エアコン27度設定でも問題なく生活しています。湿度は50%くらいです。

27度設定でも、夜眠るときはネックウォーマーで作った布団に潜り込んで寝ています。

多頭飼いしても大丈夫?

デグーは群れで生活するので、多頭飼いしてもOKなのですが、オスとメスは分けておかないと、気づかないうちに妊娠しているという事態も考えられるのでご注意ください。

 

デグーにトイレのしつけはできるのか

トイレのしつけはできないです。うちのデグーは今の所できていません。ただし、ケージの中でも居心地が良い場所や移動ルートが決まっているようで、ある程度同じ場所でしてくれています。

その場所に長くいるから、そこでする確率が高いということでしょうか。トイレをデグーに覚えさせることは飼っている人々の永遠のテーマなのかもしれません。

デグーが臭いときはどうすればいい?

デグーが臭いときがあります。デグーは草食なので体臭は臭くありませんが、おしっこなどが原因でくさくなることがあります。

デグーにあげてはいけないもの

デグーには人が食べる味がついている食品や、毒性がある食材はあげないようにしましょう。

人が食べるものとしてデグーにあげてはいけないもの

チョコレートやキャラメル、クッキーなどなど

デグーにあげてはいけない毒性がある食べ物

玉ねぎや青ネギなどのネギ類

果物(実や種に毒性があるものがある)

食べ残しのチモシーやペレットもカビが生えてしまうことがあるので、毎回捨てて新しいものに取り替えましょう。

デグーの健康と病気

デグーは体が小さいので日々健康チェックをしてあげないと、病気になっているかどうかを見逃すことの原因になりますので、毎日コミュケーションの一環として、健康チェックもしましょう。

デグーの飼い方6 デグーのストレス行動と対処法

デグーのストレス行動の画像1
デグーは運動不足やコミュニケーション不足、生活環境の悪化などでストレスを感じることがあります。

デグーのストレス解消法としては、部屋んぽする、ケージを掃除、ブラッシングや撫でるなどのコミュニケーションでストレスを解消してあげましょう。

デグーがなつくまでの期間

うちで飼っているデグーはなついてくれるまで半年くらいかかりました。

なつくまでの期間は、購入するペットショップがデグーの事をちゃんと理解しているかどうかで変わってくると思います。

ペットショップ選びも大事です。デグーが小さい頃から人と接していれば案外簡単になついてくれるでしょう。

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おわりに

デグーの飼い方を初心者の方向けにまとめてみました。

すこしでもあなたとデグーの生活のお役に立てれば嬉しいです。個人的には少しずつですがデグーの人気が上がってきている気がします^^

なお、デグーに関する記事はこれかも随時アップしていきますので、デグーのことで気になることがある際にご覧いただけると嬉しいです。

今回紹介した内容の個別記事をまとめておきますのでデグーのことで気になることがあればぜひこちらからご覧ください!