ペットショップでハムスターを飼うことに決めた際に、店員さんから「小さいときは粉ミルクを与えるといいですよ」と言われました。
飼い始めた子はゴールデンハムスターでした。
ミルクを与えたからかははっきりわかりませんが、その子は3年4か月とハムスターの年齢的には長生きしてくれました。
この記事ではハムスターに私が与えていたミルクの種類や量・頻度・注意点を紹介します。
この記事を読めば、ハムスターにミルクを与えるときに気になることがすべてわかると思いますので、ぜひご覧ください。
ハムスターに与えるミルクの種類
ハムスターにミルクを与える場合、必ず小動物用のミルクにしましょう。
ハムスターなどの小動物用のミルクは粉ミルクで販売されています。
うちでは「カスタムラックス リス・ハムスター用ミルク」を与えていました。
人間用の牛乳には、ラクターゼという酵素が入っているのですが、この酵素はハムスターが消化しにくい成分と言われています。
そのため、牛乳をハムスターに与えると消化不良になって下痢を起こす可能性があります。
ハムスターにとって下痢は非常に危険な状態で、体温が急激に下がって最悪の場合は死に至ることもあるので、絶対に人間用の牛乳は与えないようにしましょう。
YouTubeでは「ハムチューバ」さんがハムスターの粉ミルクについて紹介してくれています。
「ハムチューバ」さんのハムちゃんは粉ミルクがあまり好みじゃなかったみたいですね^^;
ハムスターに与えるミルクの量と頻度
うちでハムスターにミルクを与えるときには、粉のままペレットなど与える餌にふりかけて与えていました。
- ゴールデンハムスターにはマドラースプーン2杯程度
- ドワーフハムスターにはマドラースプーン1杯程度
マドラースプーンは百均で売っている使い捨てのものを使っていました。
与える量に関しては製品によって異なりますが、多くの製品では添付スプーンで1杯が目安となっています。ただし、ゴールデンハムスターと比べて体が小さいドワーフハムスターの場合は、量を少なくする必要があります。
- 生後2〜3か月のハムスターに2〜3日おき
大人のハムスターにとって、ミルクは必ず必要な食べ物ではありません。
ハムスターの主食はペレットで、通常はペレットを食べていれば栄養的に問題が生じることはないでしょう。
しかし、生後2~3か月ごろまでの成長期には動物性のタンパク質を積極的に摂取する必要があるので、2~3日おきに与えるのがおすすめです。
ハムスターにミルクを与えるときの注意点
大人のハムスターにはミルクを与えすぎないことです。
前述しましたが、小動物用のミルクは大人のハムスターにとって絶対に必要な食べ物ではありません。
ミルクにはタンパク質とともに多くの脂質が含まれているので、与えすぎると肥満の原因となります。
そのため、ミルクを大人のハムスターにあげたい場合は、2~3日おきに少量を与える程度に留めましょう。
なお、ミルク以外にもゆで卵の白身や煮干し、茹でた鶏肉といった食べ物でもタンパク質を与えることができるので、肥満が心配という場合はこれらの食べ物を選択すると良いでしょう。
高齢のハムスターにもミルクがおすすめ
小動物用のミルクは、一般的に授乳期や成長期のハムスターに使われますが、高齢のハムスターにもおすすめです。
ハムスターも人間同様に年をとるとともに、食欲が低下していきます。
加えて、硬いものが食べにくくなってくるので、ペレットを食べる量が低下していってしまいます。
しかし、小動物用のミルクでペレットをふやかしてあげることで、食べる量が増える可能性があります。
また、ふやかしたペレットを食べなくなった際も、直接ミルクをシリンジで与えることで低血糖を防いで体力を維持させることが可能です。
まとめ
人間用の牛乳をハムスターに与えると下痢を起こす恐れがあるので、ミルクをあげる場合は必ず小動物用のものを選択する必要があります。
また、大人のハムスターにとってミルクは必要な食べ物ではありませんが、タンパク質を摂取できるミルクは成長期のハムスターにはおすすめです。
加えて、ミルクは食欲が低下した高齢のハムスターにもおすすめですが、ミルクにはタンパク質だけでなく脂質も多く含まれるので、与える場合は量と頻度に注意を払う必要があります。
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