ハムスターに玉ねぎは絶対NG!危険な理由と対処法

ハムスターに玉ねぎをあげてはいけない画像

玉ねぎはハムスターに絶対に与えてはいけない食べ物です。 見た目は小さくても、好奇心旺盛なハムスターは飼い主がうっかり置いた食材を口にしてしまうことがあります。

本記事では、玉ねぎが危険な理由・中毒の症状・もし食べてしまった時の対処法をまとめました。 「匂いを嗅がせるのは大丈夫?」「玉ねぎを触った手で触れていいの?」といった細かい疑問にも答えます。

目次

ハムスターに玉ねぎを与えたときの危険性

ハムスターの画像1

玉ねぎにはアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれています。 これはハムスターの血液中の赤血球を破壊してしまい、「溶血性貧血」を引き起こします。

  • 赤血球が壊れることで酸素を運べなくなる
  • 酸欠・強い倦怠感・ぐったりする
  • 血尿が出ることがある
  • 最悪の場合は命を落とす

犬や猫にも玉ねぎ中毒は有名ですが、体の小さいハムスターはさらに少量でも影響が出やすいため、「ほんのひとかけら」でも危険です。

玉ねぎを食べてしまったときの症状

食後すぐには症状が出ないこともあります。数時間〜半日後に次のような変化が見られることがあります。

  • 元気がなくじっとしている
  • 呼吸が浅く、苦しそうにしている
  • 食欲が落ちている
  • 尿が赤っぽくなる(血尿)
  • ふらついたり歩行に異常が出る

「大丈夫そうだから様子を見よう」は一番危険です。 ハムスターは体が小さいため、進行が非常に早く、急変することも少なくありません。

ハムスターが玉ねぎを食べてしまった時の対処方法

ハムスターの画像2

結論から言うと、すぐに動物病院へ連れて行くしかありません

犬や猫なら催吐処置(吐かせる)を行うケースもありますが、ハムスターにはできません。 そのため、できるだけ早く「小動物を診られる獣医師」に連れて行くことが唯一の方法です。

自宅で様子を見たり、自己判断で水を飲ませる・吐かせようとするのは危険です。 必ず獣医師の判断を仰ぎましょう。

致死量は体格によって違う

玉ねぎの画像1

玉ねぎの中毒量は「体重1kgあたり15〜20g前後」と言われています。 しかし、体重わずか30〜50gのハムスターに換算すると、ほんのひとかけらでも致死量になり得るのです。

「前にちょっと食べても大丈夫だったから平気」ということは絶対にありません。 個体差や体格によってリスクは大きく変わります。

玉ねぎの匂いを嗅がせても大丈夫?

匂いを嗅がせただけで中毒になる可能性は低いですが、強い刺激臭で呼吸器に負担をかけてしまうことがあります。 実際にハムスターが硬直したり動かなくなる例も報告されています。

わざと嗅がせる行為はNG。 また調理の際はなるべくハムスターのケージから離れた場所で行いましょう。

玉ねぎを触った手で触っても大丈夫?

玉ねぎの画像2

調理後にそのまま触れると、手に付着した成分をハムスターが舐めてしまう危険があります。 必ず石けんでしっかり手を洗ってからお世話してください。

まとめ

ハムスターに玉ねぎを与えてはいけない理由と、もし食べてしまった時の対応をまとめます。

  • 玉ねぎは赤血球を壊し、酸欠や貧血・血尿を引き起こす危険がある
  • ほんの少量でも致死量になり得るため絶対に与えない
  • 食べた場合はすぐに動物病院へ
  • 匂いを嗅がせたり、触った手で触れるのも避ける

日頃から玉ねぎをハムスターの生活空間に近づけない工夫をして、安心できる環境を整えてあげましょう。

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