びわといえば初夏のイメージですが、ハウス栽培のびわは1月あたりからスーパーなどで見かけます。
うちもびわは季節になるとよく食べます。もちろんハムスターにもびわをあげることがあります。
しかし、ハムスターにびわをあげる時は十分に気をつけてください。この記事ではハムスターにびわをあげる時の注意点をまとめていきます。
ハムスターにびわをあげる時に気をつけること
ハムスターは雑食で何でも食べますが、甘い果物も好物です。初夏が旬のびわも甘みがあるから喜びますが、ハムスターにあげるときには注意が必要な食べ物です。
びわの一部の成分がハムスターの身体に毒になってしまいますし、糖分が多いから食べすぎると病気になってしまいます。
ハムスターがエサを食べる姿がかわいいから、好きなものばかり与えたくなりますが、健康的に育つように正しい知識に基づいてバランス良くエサを与えることが重要です。
詳しくは次の章からご説明します。
ハムスターにあげて良いびわあげてはいけないびわ
ハムスターに与えていいびわと与えてはいけないびわがあります。それは品種などではなく、実の成熟度によって区別されます。
- あげてもいいびわは完熟したびわ
- あげてはいけないびわは未成熟なびわ
びわは熟すと黄緑色から黄色あるいはオレンジ色になります。
この色が変わり終わったびわであれば毒が入っていないのですが、未成熟なものには毒が入っているから与えてはいけません。
問題となる成分はアミグダリンやアムルシンで、シアン化水素を発生させてハムスターを中毒症状にします。ひどい場合には死に至るから、絶対に与えてはいけません。
ハムスターはびわの種や皮などを食べてもいいのか
びわの皮にはアミグダリンやアムルシンが入っていないから、食べても問題はありません。
ただし甘みが少ないから、ハムスターも進んで食べない傾向があります。
与えてはいけないのはびわの種です。
未成熟な枇杷と同様に種にもアミグダリンやアムルシンが入っているから、絶対に与えてはいけません。
何でも齧り付く個体がいますが、飲み込まなければいいと思って面白半分でかじらせるのも問題の源です。ハムスターの近くに種を置かないのが賢明です。
ハムスターにびわをあげる時の適切な量はこれくらい
甘いものが好きなハムスターにとって、びわはおやつのようなものです。
食事の代わりとはなりませんから、量は少なめがいいでしょう。
また水分の多いものを食べすぎたハムスターはお腹を壊すことが多いので、みずみずしい枇杷は少量だけ食べさせるのがおすすめです。
具体的には、5ミリ角に切ったびわを3個くらいに留めるのがいいでしょう。皮に近く陽にあたった部分は甘いですから、そこを少しだけ味わわせると飼い主の愛が伝わるはずです。
ハムスターにびわの加工食品はあげても良いか
ハムスターにとって生のびわは少し水分が多いです。
なので、乾燥されてドライフルーツになったものを小さく切ってあげると喜びます。
ただし加工時に塩分が足されたり、砂糖をまぶしたものはハムスターの健康を害する恐れがあるから避けてもらいたいです。
またドライびわの外側にチョコレートをまぶした加工食品は与えてはいけません。
チョコレートに含まれるカフェインはハムスターに有害で、中毒を引き起こす恐れがあります。ほかにはねぎ類やアボカドが有害です。
まとめ
ハムスターにびわをあげる時に気をつけることをまとめました。最後に簡単に注意点をまとめておきます。
ハムスターには
- 熟れていないびわをあげない
- びわの種をあげてはいけない
- チョコレートなどで加工されたびわをあげない
ハムスターにはおいしい実の部分を少しだけあげるようにしましょう。
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