梅雨の初期の時期には、雨が降り続き、朝夕は肌寒さを感じ、日照時間が少ない割には日中蒸し暑かったりします。
私は雨が降る音や降っている景色は結構好きなんですが、蒸し暑いとなると話は別です。
梅雨の半ばには、つかの間の晴れ間が出て蒸し暑くなり、後半になると、ムシムシ感、ジメジメ感を強烈に感じるようになります。
洗濯物も室内干しだし、干せばさらに湿度が上がる、もうどうすりゃいいのよって感じです。
梅雨時期の湿度と気温の変化で、体調を崩してしまう人も少なくありません。身体にはかなりのストレスがかかっています。
今回はストレスが溜まりやすい梅雨に部屋で快適に過ごすための方法をご紹介します。
梅雨対策!部屋で快適に過ごすための方法
梅雨時の部屋はどうしても湿気がこもりやすくなります。湿気をこもらせない方法を紹介していきます。
梅雨対策その1 洗濯物を乾燥させるには除湿乾燥機がオススメ
うちの場合は、妻が本棚がある部屋に洗濯物を干すんですよね。干した後に、湿度計で計ってみたら、湿度80%超えてました。
「げげっこれは本がカビたりしないんだろうか」なんて思い、どうにかならんのかと、試してみて効果があった方法をご紹介。
部屋干しする際には、除湿機を使うと良いでしょう。ただし、除湿機だけを使うと湿度は下がりますが、室温は少し上がるので、エアコンと併用する事が多いですね。
お出かけする時には除湿機だけ使い切タイマーをセットしておくと良いですよ。
洗濯物の匂いが気になる場合は、洗濯物の匂いの原因は雑菌が繁殖して起こりますので、菌が繁殖しない環境を作る事が大事になります。
- 洗濯機のフィルターを掃除をする
- 洗濯槽クリーナーを使う
- 部屋干し用洗剤を使う
- お風呂の残り湯は使わない
- 一度に洗う洗濯物を少なくする
- 使用後は2、3時間洗濯機の蓋を開けておく
上記の事を気をつければ、かなり匂いを抑える事ができますよ。[/box]
次の章ではフローリングや畳がジメジメしない床面の梅雨対策を見ていきましょう。
梅雨対策その2 フローリングに布団を敷く場合は除湿シートを使う
床材がフローリングの場合は、新聞紙や除湿シートを敷いた上に布団を敷くようにしましょう。
人は寝ている間にコップ1杯分(200ml)程度の汗をかきます。その湿気が布団へ伝わり、床材がフローリングだと逃げ場がなくなって、結果的に布団に湿気が溜まり湿っぽくなるんです。
床材が畳の場合は、畳が勝手に調湿してくれるので、問題ないですが、すごく湿気る場合は、フローリングの場合と同じように、新聞紙や除湿シートを敷きましょう。
湿気を吸った新聞紙はこまめに取り替えましょう。除湿シートの場合は天日干しする事で再度使用する事ができます。
梅雨対策その3 畳の湿気対策
梅雨時期は、雨が多く古いおうちだと、住宅の基礎が全部コンクリート(ベタ基礎)で覆っていなくて、一部土のままという工法(布基礎)でできている場合があります。
布基礎の場合はかなりの湿気が溜まってしまう事があります。
持ち家の場合は、土の上に防湿シートを敷いてコンクリートで固めてしまうなどの方法が取れるのですが、賃貸の場合はそこまではできないでしょうから、ここでは部屋に湿気が入ってこない方法をご紹介します。
部屋に湿気が入ってこない方法は、以下の通りです。
- 畳をあげて畳の下の状態を確認する
- 板敷きの上に新聞紙や透湿シートを敷く
従来工法の場合、畳の下は床板と呼ばれる木の板が敷いてあるだけで、その下は基礎部分、布基礎の場合は土の部分が見えます。つまり。簡単に湿気が上がってくる状態なんです。
この場合、床板の上(畳の下)に新聞紙や透湿防水シートを敷く事でかなりの湿気を防ぐ事ができます。
透湿防水シートとは、外側からの水や湿気は通さないけど、内側からの湿気は外に逃がす事ができる一方通行のようなシートで、主に住宅を作る際、外壁の下地部分に使われています。ホームセンターやネットショップで手に入ります。
新聞紙を敷く場合は、複数枚重ねて敷くとさらに効果的です。
梅雨対策その4 押入れや収納を時には解放する
湿気は空気の流れが悪いところのにたまりやすいので、天気がいい日には、押入れや収納の扉を開けて、空気の入れ替えをする事が大事です。
ただし、雨上がり後の晴れの日などは、湿度が高い場合もあるので注意が必要です。
温湿度計などで、湿度を計ると良いでしょう。
梅雨対策その5 押入れに布団などを収納する場合は
空気の流れがあったほうが、湿気が溜まりにくいので、布団と押入れの間にすのこを使って空間を作りましょう。床面だけじゃなく、壁面にもスノコをおくと風通しがよくなり、さらに効果的です。
カビが生える原因になるので、収納はぎゅうぎゅう詰めにするのをやめて8割程度に抑えましょう。
さらに、木炭や重曹などで押入れや収納の湿気を対策することもできますよ。
木炭での湿気対策
木炭には目に見えない小さな穴がたくさん空いていて、湿気を吸収しやすくできています。おうちでバーベキューなどをした時に残った木炭などを利用して押入れや下駄箱などの湿気対策に利用できます。
スポンジなどでこすりながら水洗いをして、天日で乾かした後に、不織布など通気性のある袋に入れて使えば、布団などに炭が直接触れるのを防げます。
一般的な除湿剤に比べると、吸湿効果は弱いので、多めに入れる事をお勧めします。除湿効果は2、3ヶ月くらいで弱くなってくるので、そんなときは天日に干せば、再利用できるので、一般的な除湿剤よりもお得ですよ。
重曹での湿気対策
重曹には、除湿効果の他に脱臭効果もあるので、下駄箱などの匂いが気になる場所に置くのがオススメです。重曹除湿剤の作り方はとても簡単。
重曹除湿剤の作り方
- 口の広い瓶を用意
- 7割程度重曹を入れる
- 通気性のある布で瓶の口を塞いで輪ゴムなどで止める
瓶の口は広い方が除湿・消臭効果が強くなります。除湿効果は1、2ヶ月程度です。湿気を吸った重曹はコチコチに固まってしまいます。キッチンやお風呂場を掃除する際に使いましょう。
重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れ(柔らかい油汚れや、皮脂よごれ)を落とすのに効果的です。
本棚の湿気対策
本棚も押入れと同じで空気の流れを意識する必要があります。キチキチに入れるのではなく余裕を見て本を立てましょう。
さらに、奥に押し込むのではなく少し隙間を開けておけば、空気の通り道ができるので、湿気が貯まりにくくなります。
梅雨対策その6 エアコンの除湿機能を上手に使おう
オススメの湿気対策はエアコンや除湿機を利用する事です。
特にエアコンのドライ(除湿機能)を使うと効果的で、湿度を下げるとともに室温も下げる事ができます。
エアコンの除湿機能には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つの種類があります。
エアコン除湿の種類
弱冷房除湿とは
室内の温度を下げつつ、部屋の湿度も下げるという除湿方法です。
再熱除湿とは
室内の温度を下げないように、湿度だけを下げるという除湿方法となります。
梅雨の時期に、室内の気温が高く、室温も湿度も両方下げたい場合には、弱冷房除湿を使用するようにし、室内の温度はちょうど良いけれども、湿度だけを下げたい場合には、再熱除湿を使用するようにしましょう。
ただし、再熱除湿の方が電気代は高くなります。
エアコンや除湿機が使えない時
くしゃくしゃにした新聞紙を洗濯物の下にコロコロと置いて、扇風機で部屋の空気を循環させると、新聞紙が湿気を吸収してくれるので、早く乾かす事ができます。
エアコンのフィルターはこまめに掃除する
梅雨の時期には、家の中にカビも発生しやすくなりますので、咳き込んだり、喘息や息切れを起す人も少なくありません。
梅雨対策のひとつとして、梅雨に入る前に、エアコンのフィルターや除湿機を掃除しておきましょう。
エアコンや除湿機を掃除しないまま使用してしまうと、カビやホコリをまき散らしてしまい、体調を崩す原因となってしまいます。
エアコンフィルターの掃除方法はこちらの動画をご覧ください。
また、体調管理のためには睡眠も重要です。梅雨に入る前に、布団をキレイにしたり、干したりしておくようにしましょう。
梅雨対策その7 梅雨時期のストレスはこう解消する
人間が感じる不快感は、暑さよりも湿気の方が強いという特徴がありますので、梅雨時期に感じるストレスは、非常に大きいといえます。
人間が心地良いと感じる気温は25度前後であり、5度上昇すると不快感を感じるようになります。
ゆえに、気温の面からみれば、梅雨の時期の気温は27度前後となりますので、不快感を感じるほどではありません。つまり、梅雨の時期のあの不快感は、湿気からくるものとなります。
人間が心地よいと感じる湿度は、50%~60%です。なのに、梅雨時期の室内の湿度は、70%~80%となってしまいます。
さらに、窓に水滴がつく状態であれば、湿度は100%となっています。室内で心地よく過ごすためには、エアコンの除湿機能を上手に利用して、部屋の湿度を下げる必要があります。
室温・湿度の自動調節機能がついているエアコンの場合には、その機能を活用し、ついていない場合には、タイマーを利用するようにしましょう。
まとめ
梅雨対策をご紹介しました。
天気が良く、湿度が低い日には、窓を開けて、さらに収納の扉も開けて空気の入れ替えをする。フローリングには布団を直接敷かないようにする。従来工法の畳の下には除湿シートや新聞紙を敷く。
木炭や重曹を使って押入れや下駄箱などの湿気を対策するのも効果的。
最近のエアコンや除湿機は省エネ対策されている商品も多くなってきたので、ジメジメからくるストレスを抱えながら過ごすくらいなら、電気代などを気にせずに利用した方がいいと私は思います。
以上の事に気をつけながら、湿気を減らして、じめじめしやすい梅雨を乗り切りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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