デグーってすごく可愛いですよね。私がデグーを飼い始めたキッカケはペットショップで満腹で横になっている姿を見かけたことです。
ほぼ衝動的に飼うことを決めてしまったので、大した知識もなく飼い始めることになりました。
飼い始める前にペットショップで
- 「草食動物なのでご飯は牧草」
- 「どのくらいの大きさのケージで飼うといい」
- 「昼行性」
などのお話は聞いていたのですが、実際に飼い始めると想像とはかなり違いました。デグーに長く生きてもらうためには、確かな知識で飼っていくことが大切です。
飼い始めて3年程度になるのですが、だいぶ飼い方もわかってきて、コミュニケーションもとれるようになってきました。
この記事では、デグーを長生きさせるコツをご紹介していきます。飼い始めた方やデグーに長生きさせたい方にも読んでいただければと思います。
デグーを長生きさせるコツ
■デグーを長生きさせるのに注意することは次の3つです。
- ストレス
- 事故
- 病気
この3つを気をつけることで、デグーと長く生活ができると思います。ストレスがあると自分の腕や尻尾をかじってしまったりします。それと、ケージの金網をかじりすぎて、歯並びが悪くなることも。
ケージのレイアウトが悪いと、高い場所から落下してしまったり、隙間に手を挟んで怪我などの事故も起きやすくなりますよ。
清潔さを保てなければ、病気になる確率も上がります。
次の章では、具体的に何をすれば、デグーと長く一緒にいることができるかを紹介します。
デグーが長生きするための具体的な方法
デグーが長生きするためには次の3つが重要です。
- 生活環境
- えさ・おやつ
- 水
1項目ずつ説明していきます。
デグーの生活環境
デグーの生活する環境を整える事で、病気になる可能性やケガ、ストレスを減らすことができます。
下記の内容をチェックして見てください。
- ケージの広さは十分足りているか
- 安全なレイアウトになっているか
- ケージ内は清潔か
- 静かな場所に置いているか
- エアコンは直接当たらないか
- ステージ・ロフト・止まり木などで生活スペースを広げているか
- まわし車を設置しているか
- かじり木を設置しているか
- ハンモックなどの寝床を用意しているか
- 給水ボトルは飲みやすい高さか
- 食器は清潔か
- 砂浴びをさせているか
- ペットヒーターを入れているか(冬季)
- 大理石・涼感プレートを置いているか(夏季)
- 室内散歩をさせているか
- 他の動物(犬や猫など)と一緒に飼っていないか
ちなみにうちのケージはこんな感じです。
登り降りがしやすいようにレイアウトをしているつもりです。ケージの外を毎日散歩させるので階段も設置しています。
デグーはケージ内で過ごす時間が長いですから、いかにケージの中でストレスが少なく、さらに安全に生活することができるかを考えていきましょう。ケージが気になる方にはこちらの記事がおすすめです。
デグーのケージにおすすめなのは|飼ってる私がタイプ別に紹介!
もし改善できそうなことがあれば、見直してみてくださいね。
コミュニケーションも大切
野生のデグーは群れで生活する動物なんです。なので1匹で飼っている場合は、コミュニケーション不足もデグーさんのストレスに繋がるので、一緒に遊んだり、グルーミングしてあげることも大切です。
それと、なついてもらうことも大事ですよね。あなたを家族と思ってもらうことで安心感が生まれると思います。
なつかせ方については別記事で紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
デグーがなつくまでの期間はどのくらい?実際の経験から紹介!
ちなみに上の画像は歯ブラシでブラッシングしているところです。デグーは換毛期があり、毛が生え変わります。その時は結構抜け毛が多いのです。
そんな時に歯ブラシでブラッシングすると抜け毛が取りやすいことを最近発見しました!
デグーのえさ・おやつについて
デグーは草食動物です。基本的に草を食べるんですよね。
なので、主食として牧草(チモシー)をあげます。
牧草にも色々あり、種類と収穫するタイミング(1番刈り、2番刈り、3番刈り)、圧縮する方法で栄養分や硬さが変わってきます。詳細は別記事でまとめたいと思いますが、一般的にはチモシーの1番刈りをあげている方が多いです。
しかしデグーさんの好みもあるので、食べる量を確認して、もし食べが悪い場合は、2番刈りや3番刈りに変えてみる、またはチモシー以外の牧草に少しずつ切り替えてみると良いでしょう。
それと、もう一つの主食がペレットです。
■デグーの食べるペレットとは
色々なものを粉末状にして、食べやすい大きさに固めたものです。
デグー専用のペレットが販売されています。
うちであげているデグーセレクションプロというペレットを例に見てみると
- チモシーミール
- アルファルファミール
- 野草(オオバコ・たんぽぽ・ハーブなど)
- 乳酸菌
- β~グルカン(大麦などに含まれる)
- 消化酵素
などを混ぜ合わせて作っています。
デグー専用のペレットは色々な種類が販売されていますので、どれが好みなのか色々試すのもいいと思います。
■デグーにおすすめの牧草
イースター セレクションプロプラスです。北米産の1番刈りチモシー。
うちのデグーはこのチモシーがお気に入りで、穂の部分だけを寝床まで持って帰っています。美味しい部分は最後に食べるタイプのデグーなんです。
■ペレットのおすすめは
デグーセレクションプロです。小麦不使用(グルテンフリー)なのが1番の理由です。それとデグーが飽きずに食べてくれます。
牧草・ペレットをあげるタイミングは
デグーは昼間に行動しますので、うちでは朝と夕方の2回に分けて、あげています。朝に1回だけあげる方もいらっしゃいます。
あげる量としては、牧草はいつでも食べることができるように多めにあげます。
ペレットは基本的には体重の5%を目安にあげるのが良いとされていますが、食べ残しの量や、体重の増えかた、体格を見ながら量を調整しましょう。
私が飼っているデグーは体重が250g程度ですが、一度にあげるペレット(デグーセレクションプロ)の量は、5、6粒くらいですね。
おやつについて
おやつのあげすぎには十分注意してくださいね。嗜好性が高いので、主食の牧草やペレットを食べなくなることもあります。
うちではコミュニケーションをとる時にだけあげるようにしています。
おやつについては別記事で紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。
デグーのおやつ!私のおすすめを手作りと市販品から大特集!
デグーの飲む水は清潔に保つのが大事
我が家では毎日給水ボトルを洗って水の入れ替えをしています。
うちのデグーは、初めてペットショップで見たときはお皿で水を飲んでいました。
連れて帰る時に店員さんが、「給水ボトルでは水を飲まないかも」と言っていましたが、試しに給水ボトルを設置して見たら普通に使ってくれました。
なので、もしお皿でお水を飲ませている場合は給水ボトルを試すと普通に使ってくれるかも。
給水ボトルの方が衛生的ですし、水の入れ替えも楽です。それと前述していますがデグーさんが飲みやすいように飲み口の高さも調整してあげてください。
病気について
生活環境やえさ、水などを気をつけていても、病気になることはあります。もし、病気が見つかったときに慌てなくてもいいようにデグーを診てくれる動物病院を探しておきましょう。
動物病院はおうちに近い方が、移動する際のデグーさんの負担が少なくていいです。
■動物病院の探し方としては
ネットでの検索が一番手っ取り早いです。
【デグー 病院 ○○(お住いの地域名)】や
【エキゾチックアニマル 病院 ○○(お住いの地域】などで検索してみてください。
検索でヒットした動物病院でも、ホームページにデグーと表記していない場合は診察不可の場合がありますので、電話やメールで確認しておくと安心です。
毎日の様子をチェックする
デグーさんが毎日健康かどうかをチェックすることも大切。撫でたり、抱っこしたり、コミュニケーションをとる際に健康状態にも気をつけましょう。
見るべきところはこんな感じです。
毛や肌
- 毛艶は良いか
- 1箇所だけを気にしていたり痛がっていないか
- デキモノが出来ていないか
歯
- 前歯はオレンジ色か
- 前歯が揃っているか
- 長くなっていないか
目
鼻
- くしゃみを連発していないか
- 鼻水が出ていないか
耳
- かじられていないか(多頭飼いの場合)
- 耳の中は綺麗か
- 匂いがしないか
お尻
- 尻尾が切れたりしていないか
- お尻の周りが汚れていないか
食欲
- 食欲があるか
- いつもより食べこぼしが多くないか
動き
- いつもは活動する時間に巣でじっとしていないか
- ふらついていないか
- 片足をあげて移動していないか
もし気になる部分があれば動物病院に相談することをおすすめします。
まとめ
デグーを長生きさせるコツをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
飼育方法として大事なことは、結局のところ、デグーが快適に毎日を送ることが一番大事ということですね。
そのためには、ケージのレイアウトや清潔に保つこと、毎日の健康具合・ストレスのチェックをすることが大切です。
うちはるーなという名前のデグーを飼っているのですが、単頭で飼っているので、るーなの幸せを考えると、そろそろ多頭飼いするのがいいのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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