ハムスターは好奇心旺盛で何でもかじったり食べたりします。
飼い主が気をつけてあげないと食べてはいけないものでも食べてしまうので注意が必要です。
うちで飼っていたハムスターは部屋んぽさせていた時に、テレビ台に飾っていた鏡餅を小屋に持ち帰り食べようとしていたことがあります^^;
野菜の中にもあげてはいけない食材があります。アスパラガスもその一つです。
今回はハムスターにアスパラガスをあげちゃだめな理由やもしあげてしまったらどうなるのか、どんな対処法があるのかを紹介します。
ハムスターにアスパラガスを与えた時の症状や対処方法
アスパラガスは、玉ねぎ・ニンニク・らっきょう、などと同じユリ科の植物です。
ユリ科の植物にはアルカロイド系の毒が含まれていて、ペットに与えると中毒になってしまいます。
ハムスターにユリ科植物を与えてしまうと赤血球が壊されて貧血になったり、脱水症になる恐れがあります。
具体的な症状ですが、貧血・血尿・下痢・震え・発作・動きが鈍くなる・呼吸困難、などの場合があります。
重症になると、嘔吐をすることもあるようです。
アスパラガスは毒性を示す成分の量が少ないので表面上は症状が出ていないように見えることもありますが、体に悪影響を及ぼすことは確かなので絶対に与えないように注意しましょう。
ハムスターにアスパラガスを与えてしまった時の対処方法
もしも誤ってハムスターにアスパラガスを与えて中毒症状が出てしまった場合は、すぐに動物病院に行って獣医師に診てもらうようにしましょう。
発作や嘔吐などの症状が認められる場合には、強肝剤や粘膜保護剤を投与して治療が行われます。
呼吸困難に陥ってしまった場合は、酸素吸入が必要になることもあります。
ただし、症状が軽ければそのまま様子を見ることもあるようです。
少量をかじった程度であれば重い症状が出る恐れは低いですが、食べた量が多い場合は獣医師の診察を受けるようにしましょう。
ハムスターにアスパラガスを与えたときの致死量
致死量は体格などでかわります。
アスパラガスは玉ねぎやニンニクと同じようにハムスターに与えていけない野菜のひとつですが、含まれている中毒成分が少ないという特徴があります。
そのため、少量であれば重い症状が出ないケースもあります。
ただし、ハムスターの体格や摂取した量によっては重い中毒症状が出て死に至る危険があるので注意が必要です。
体が小さいとそれだけ致死量が少なくなり、子供の間は少量をかじった場合でも中毒症状を起こして死んでしまう危険性があるので注意しましょう。
ハムスターにアスパラガスの匂いを嗅がせても大丈夫?
人間が玉ねぎの刺激臭の匂いを嗅いだり成分が目に入ると、一時的に刺激を受けて涙が出るといった症状が出ます。
アスパラガスにはハムスターに有害な物質が含まれていますが、強い匂いを発するほどではありません。
匂いを嗅いで体内に取り込まれる中毒成分の量は微量なので、この程度で何らかの症状が出るといったことは考えられません。
そのため、ハムスターがアスパラガスの匂いを嗅ぐだけであれば問題はないでしょう。
ただし、ハムスターが匂いを嗅ぐことができるような場所にアスパラガスを置いておくと、かじってしまう恐れがあるので注意が必要です。
ハムスターにアスパラガスを触った手で触っても大丈夫?
ハムスターに与えてはいけない野菜がいくつかありますが、食べる以外の方法でも中毒成分を摂取しても体に悪影響が及ぶ恐れがあるので注意が必要です。
玉ねぎやニンニクは中毒成分が多く含まれているので、これらの野菜を触った手でペットに餌を与えると中毒になる恐れがあります。
アスパラガスに含まれる中毒成分の量は少ないものの、調理をした直後に手を洗わずにハムスターに餌を与えたり体に触れることで中毒になる可能性があります。
アスパラガスに少し触れた後にハムスターを触る程度であれば問題はありませんが、調理をした後に手を洗わずにハムスターに触れたり餌を与えることは避けるべきでしょう。
まとめ
ハムスターにアスパラガスをあげてはいけない理由とあげた時の症状や対処法を紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- アスパラガスはユリ科の野菜なのであげてはいけない
- あげてしまうと貧血や脱水症状になることがある
- もし食べてしまったら獣医さんに診てもらう
- アスパラガスの匂いくらいでは症状はでない
- アスパラガスを調理したそのままの手でハムスターを触るのは避ける
このあたりに注意しながらハムスターと仲良く生活していきましょう!
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