梅雨時期のカビをなんとかしたい。ジメジメするこの時期、いつ間にかカビが生えてるんです。特に浴室や洗面台などの水廻り。我が家では特に浴室に生えやすいですね。
梅雨時期は、外の雨露による湿気が屋内にも及び、カビが生えやすくなることは知っていたのですが、どんな理由で生えてくるのかは詳しく知りませんでした。なので、調べてみました。
日頃の習慣がカビの繁殖を手伝っている。なんてこともあるんですね。
それと、カビ菌を吸い込んでしまったりすると、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症や気管支炎喘息、アレルギー性鼻炎などの病気になってしまう危険性があります。
からだへの影響なども考えると、カビを増やさないことが大事。
この記事では、梅雨時期のカビが生えやすくなる条件などを知り、どうすればカビが増えないかをご紹介していきます。一緒に詳しくなりましょう!
梅雨のカビ対策
さて、それではカビの対策についてご紹介していこうと思いますがその前に!
カビがどうして生えるのか、そういうポイントを知る事が対策を詳しく理解することに必ずつながってきます。
なぜその対策が効果的かを知るには、やっぱり原因を知る事が欠かせませんからね。
ということで、まずは簡単に、カビが増えやすくなる条件を知っていきましょう!
梅雨にカビが増えやすくなる条件
カビが増えやすくなる条件は以下の通りです。
- 湿度が80%以上
- 気温が0~45℃(特に20~30℃)
- 空気(酸素)がある
- 養分(垢など)
ほどよい気温といつもより高めの湿度があり、繁殖するための養分があれば、こちらが気づかないうちに増えてしまうんでしょうね。最低です。
しかし、この条件にあてはまらないようにすれば、カビが生えにくくなるということです。
次の項からどうすればカビが生えやすい条件から逃れることができるかを紹介します。
湿度をあげないようにする
カビの発生させないためには、湿度をあげないことが大切です。
さらに、梅雨時期は雨が多いので湿度が高いのはもちろんですが、その影響で結露しやすい環境でもあるんです。
特に閉め切った部屋や押入れなどには、湿気がたまりやすくなるので、天気が良い日には、窓やふすまを開けて空気の流れを作ることが大切です。
それと、壁と家具の間、ここも湿気がこもりやすいんですよね。2~3cmくらい隙間を開けておくと空気が循環するので、湿気がこもりにくくなります。ついでにホコリも掃除するとさらにカビの発生を予防できますね♪
梅雨時期だけでも隙間を空けるようにしましょう。
除湿機やエアコンのドライなどを利用しましょう。それと、押入れの中などには、水とりぞうさんなどもおすすめです。
キッチンや浴室の梅雨のカビ対策
料理をする時って以外と湯気などで湿度が上がりがちですので、換気扇を必ず利用しましょう。
換気扇を回すことで、空気の流れを作ることができ、屋外に湿気を排出することで、リビングや他の部屋の湿度が上がるのを防ぐことができますよ。
浴室を使った後は、石鹸カスなどが残らないように軽くスポンジでこすり、シャワーで洗い流しましょう。そして、水気をスポンジなどで拭き取り、窓を開けるか、キッチン同様に換気扇を使い水気が残らないすると良いですね。
浴室は1年中換気扇を回しっぱなしにしています。
洗面台などの狭い場所の場合には、綺麗にした後に、ドライヤーなどの温風をかけて、その場所を乾燥させておく事も、カビの発生をふせぐ方法の一つになります。
ドライヤーは、熱々状態よりも、乾燥する程度の温風を吹きかける事がポイントになります。その場所が劣化してしまう事を防止する対策にも繋がります。
室内干しの湿気によるカビへの対策
梅雨時期は室内に洗濯物を干すことも多くなりますよね?そんなときは、衣類乾燥機能付き除湿機を使いましょう
閉め切った部屋に洗濯物を干し、衣類乾燥機能付き除湿機を使う。とても簡単なんですが、これがかなり効果的。
うちでは数年前までは、除湿機を使わず窓を開けてみたり、扇風機を回してみたりして、部屋干ししていたのですが、なかなか乾かないし、部屋干しの独特の匂いがしたりして、なんだかイマイチでした。
除湿機を使いだしてからは、部屋干しの匂いもしなくなり、天日で乾かすほどの気持ち良さはないですが、結構パリッと乾きます。
タイマー設定もでき、出かけている間に乾かすことができるので、大変重宝しています。
梅雨のカビ対策は以上となります。次の項では、湿気を取る際にも利用するエアコンに目を向けてみましょう。エアコンから出てくる風とともにカビが混ざっている可能性もあるんです。
エアコンをきれいに保つこともカビ対策につながる
最近のエアコンは電気代もお得になり、利用頻度もかなり上がってきましたね。その分欠かさずに掃除をしてあげないと、エアコンの風でカビ菌を撒き散らすようなことになりかねません。
一人で簡単にできる範囲のお掃除方法をご紹介します。始める前に必ずコンセントを抜くか、ブレーカーを落としておきましょう。
それと機種によっては、ルーバー部分は開くことができないことがあるので、そんなときは無理して掃除しないほうが良いです。
エアコンフィルターの掃除方法
- とりあえず見えてる部分に掃除機をかける
- ふたを開けてフィルターを優しく外す
- フィルターの外面から掃除機をかける
- シャワーでフィルターのうち面から水洗いする
エアコンフィルター自動お掃除機能がついている機種は本体の外面に掃除機をかけてきれいにすればOKです。
エアコンの吹き出し口の掃除方法
- ルーバーを優しく回して開く
- 中性洗剤を薄めた液体をウエス(またはタオルなど)につけて割り箸などに巻きつけて汚れを取り除く
- 水をしぼりあげたウエスでもう一度拭きあげる
きれいにした後、コンセントを差し、運転させてみましょう。
我が家でするのはここまで。
ネジを外してカバーを開けてアルミのフィン部分やファンも掃除したいところですが、私はプロにお任せしています。エアコンには濡らしてはいけない部分があったり、細い配線があったりして素人の私がするのは少しおっくうなんです。
なので、あまり知識がないまま作業してしまうと、故障してしまって、取り替えるハメになんてこともありますからね。
カビが生えたときの対処法は
実際にカビが出てきてしまった場合の対処方法ですが、カビを除去した後に十分なケアをしてあげると、その後の発生がしにくくなります。
浴室や水廻りのカビを除去する方法は
軽いカビはマジックリンなど中性洗剤をスプレーして、スポンジなどでこすることで除去することができます。
しかし、タイル目地や、バスタブなどユニットバスのシール(ゴムっぽいところ)部分やゴムパッキンは、カビが深く入り込んでいることが多いです。そんな時は、カビキラーなどの塩素系洗浄剤を使いましょう。
上手にカビを除去するには少しコツがあります。
例えば、バスマジックリンやカビキラーなど、スプレータイプの液剤を、壁に吹きかけて使用する場合、吹きかけるだけだと、すぐに液ダレ状態になります。
この場所、というポイントで液剤を留めておきたい場合には、キッチンペーパーなどをセットしながら、液剤を吹きかけると効果的です。
キッチンペーパーの場合には、やや紙の厚みがあるため、液剤を十分に染み込ませる必要があります。または、ティッシュペーパーで行う事もできます。
ただし、ティッシュペーパーの場合には、紙の厚さがない分、ペーパーが動いてしまいがちです。
キッチンペーパー(またはティッシュ)に液剤をまいた後、さらにサランラップなどをかけておくと、薬剤の蒸発を防ぐことができて、効果の持続に繋がります。
カビキラーを使用する時の注意点は
- 必ず換気をする
- 目に入らないようにメガネなどを使用する
- 手につかないようにゴム手袋をつける
- マスクをする
- 体調が悪い時は使わない
- 心臓病・呼吸器疾患のある方は使用しない
カビキラーなどで、カビを除去した後、エタノールによる除菌を行うとさらにキレイを長持ちすることができます。さらにエタノールは使い方を知ってしまえば、すごく便利ですよ。
水気を残したくない場合はそのまま、布などに染み込ませて、除菌したい場所を拭けばOK.しかし、水と混ぜたほうが除菌の力が上がるので、水気が気にならない場合は、希釈して使いましょう。
希釈方法は、無水エタノールと水を8:2の割合で混ぜて、スプレーボトルに入れてカビを除去した後や除菌したい場所に使います。
※エタノールとはお酒などに入っているアルコールの種類で、純度が99.5%以上のものを無水エタノールと呼びます。
エタノールを使うときの注意点
カビキラーと同じで、使う際には十分注意しましょう。
- 目に入らないようにメガネなどを使用する
- 手につかないようにゴム手袋をつける
- マスクをする
- 揮発しやすいので密閉した容器に入れる
- 火があるところでは使わない
- 先に使った薬液は水で流しておく
- 換気をする
- ニスで仕上げているものには使わない
- スチロールには使わない
- 革製品には使わない
その他にも、製品の表面を変質させることがあります。なので、布製品やプラスチック製品などに使う時は、目立たないところに軽く使ってみて、色落ちなどしないかを確認して使いましょう。
さらに、エタノールの除菌効果は、食中毒の予防にも効果的です。
食中毒については別の記事で詳しく書いていますので合わせてご覧ください。
カビがない状態を保つ
梅雨のカビ対策には、いかに長い間キレイを保つかが大切なポイントになります。
上記の様なカビ対策の液剤を撒いたりなどを行ってキレイになったら、次はロウを塗っておくと、発生をふせげます。
ロウは、例えばお仏壇に供える様なものでもいいですし、短いタイプのものはタイルのメジなどにも使い易くなります。キレイにした部分にロウを塗っておく事で、発生をふせぐためのバリアになります。
お風呂場などの場合には、常に水を使用する場所ですので、長期間の効果が持続する訳ではありません。
しかし、何もしない時と比較すると、かなり効果は実感できますので、気になる方は試してみてください。
最近のカビの発生をふせぐ方法には、防カビスプレーや防カビくん煙剤を使用するのも有効な方法です。
フローリングや畳のカビ対策
我が家で実行している方法としては
- クイックルワイパー(ドライタイプ)でホコリをとる
- 掃除機をかける
- 雑巾を固く絞り水拭き
- よく乾かす
- クイックルワイパー(除菌用)で仕上げ
最初にクイックルワイパーでホコリを取るのは、カビの胞子が床に広がっているかもしれないからです。
まとめ
梅雨のカビ対策をご紹介しました。湿度・気温・空気・養分この4つのことに注意してじめじめする梅雨にどんどん増えようとするカビを増やさないように気をつけましょう。
もし増えてしまったら、バスマジックリン、カビキラーなどで除去し、エタノールでさらに除菌、ロウや防カビくん煙剤などで長期的に予防していきましょう。
なお、梅雨時期にはカビと同じくらい食中毒も気になるところです。食中毒の予防方法を別記事でまとめていますのよろしければご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。